幼い頃、毎夏を過ごした瀬戸内の海
盛夏の強い光に、すべてが黒く見えるほどだった

久しぶりに訪れたのは晩秋だった
ひかれるように春先にも訪れた

海はやさしい青に、木々はやわらかな緑に
ここでしか調合されない色に満ちていた

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小野﨑氏が幼いころ過ごした瀬戸内で見つける、ノスタルジーな色たち。
色がついた思い出たちをめくる一冊。

A5版縦、16ページ 600円