仄かな明かりを求めて美しい洋館をさまよう。
どの写真にも人の気配が漂い、ここに住まう精霊を追いかけているような気持ちになる。
気品と静謐を感じる写真集。


仄暗い古い館には
かすかな光が似合う
周りを包む幾重もの闇に
湿り気を帯びた様々な気配を感じる
愛しさ、悲しみ、喜び、後悔
記憶のかけらは混じり合い
いつしか
透明になってゆく

197×225mm 64ページ 3,300円