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林氏が、東海道にある床屋を撮り歩きながらおさめた写真集。
ページをめくっていると、ああ、あるある~車で通った時こういう外観の床屋さん見かけた!と、既視感を覚える店ばかりだ。
理髪店なので鏡と椅子は必ずあるが、それ以外にもとにかくその店の飾り物がこれでもか!と押し寄せてくる。
カレンダー、時計、人形、ポスター、賞状、ランプ、トロフィー、招き猫などなど。
色鮮やかで雑多な印象なのだが、不思議と秩序がある。
これは新しいジャンルのインテリアなのではないかとさえ思う。
写真に人はあまり登場しないが、そこで商売を営む店主と、客の気配が感じられる。


(林氏のコメントより抜粋)

東海道を日本橋から京都まで、昭和を感じる床屋さんを歩きながら探して撮影したシリーズです。

写真集「東海道中床屋ぞめき」には、2012年5月から2014年12月まで日本橋から京都までを
探し歩いて撮った床屋さん86軒の中から、92枚の写真が収められています。
一軒一軒が個性的な床屋さん、みなそれぞれ長い年月を経て店主の好みに染まって行った姿は、まるで王国のようでもあります。

–中略–

ご存知かとは思いますが、「ぞめき」とは「ヒヤカス」ことであり、文字通り東海道を
ブラブラしながら、気に入った床屋さんをヒヤカスようにして撮り歩いてきました。
まだ撮ってからそんなに経ってはいないのですが、3軒の店舗が取り壊されたようです。撮った写真を送ったら非常に喜んで頂き、改めて写真で記録することの必要性を感じています。
また、この写真集を見て、記録以上のモノを感じて頂ければ幸いです。


カラー写真92点掲載 A5判 1400円