いつも灰色がかった被写体に心のピントが合うのは、生まれ育った街の色からか。
自分の色のルーツを探す記録。

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不思議に思っていた。
緑豊かで穏やかな街並みに憧れても、
私の心のピントが合うのは、灰みがかった、ざらりと荒い景色ばかり。
写真を撮ると、いつも自然に鈍色のフィルターがかかっている。

先日、生まれ育った街の色は、その人の写すものに影響すると聞いた。

それならば、5歳から15年を過ごした街を歩いてみれば、
「わたしの色」のルーツが見つかるのではないか。

カメラと一緒に東京都江東区、東陽町へ。

記憶を頼りに歩き、思うがままにレンズを向けた、
これは「わたしの色」探しの記録。

A4サイズ 16p 1,500円