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アクセサリー作家にとって、石たちとの対話は最も重要な最初の儀式だろうと想像する。
どんな形に加工するのがベストなのか、どのようなアクセサリーに生まれたがっているのか。
少し大げさだが、石の声を聴ける者だけが、その石自身がなりたがっている形に生まれ変わらせる手助けができるのだと思う。

そう考えると、旅をしていて見つけるさまざまな石・・・UYUTO氏が加工する裸石ではなく、
その辺に転がっている何の変哲もない石ころや、人工的に切り出された階段や、削られて地層がむきだしになった岩壁など、
そんな彼らの声が聞こえてくるのも自然の道理なのだと思う。

このポストカードブックを1枚1枚めくって眺めていると、この写真を撮ったとき、
きっとUYUTO氏の耳は彼らの囁きをとらえたのだろうと想像する。
彼らの声は小さくとも、彼女は余すところなくそれを拾い、シャッターを切り、
そして自分の作品へと昇華させる。

「石たちの囁き」は、香川県高松市庵治で、産出されている「庵治石」の採掘場「大丁場(おおちょうば)」と
呼ばれる完全私有地で、一般人は入れない場所に許可を取って撮影させて頂いた作品です。
社長に直談判して、チャンスを得ました。
抽象画のような作品もあり、大丁場の広さを表現した作品もあります。


1600円

ポストカードサイズ/16ページ
表紙付ポストカードブック