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「壺中日月長」という言葉を、まず調べた。
「こちゅうにちげつながし」と読むそうで、「壺中」というのは、壺の中の世界のことで、ごく限られた、小さな世界を意味する。
そして「日月長」とは、非常に穏やかな、のんびりとした時間がいつまでも流れているということで、この句は、壺のように小さな世界でも、平和に日が送れるという意味だそうだ。

-ぼんやりと過ぎる時間も
足早に過ぎる時間も
シャッターを切った一瞬で止まってしまう
いつか聞いたクロノスタシスというのに
どことなく似ている気がする。-

遠出ができなくなった昨今。
家と近所だけの小さな世界で1日が終わる日々でも、何かを見て、感じ、写真を撮る。
Nakamura氏がいつか見たものたちが、淡々とそこにある。

15×15cm 14ページ 1,200円