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tomohan氏の2作品のどちらとも、まず目を引かれるのがその可愛らしい装丁だ。
写真の通り、手のひらに乗るほどの大きさで、まさしく“豆本”写真集。
カバーには革のような素材があしらわれていて、小さくても作りは本格的。
中の写真は厚紙状に貼り合わせになっていて、昔子どもの頃に読んだ絵本を思い出す。

1冊目の「rhythm of ripples」の「ripples」とは、水面に起こる波紋のこと。
空から降ってくる雨粒による小さな奇跡が、この小さな一冊にぎゅっと詰まっている。


空高くに生まれた雨粒は
美しい波紋を描いて一生を終える

空高くに生まれた雨粒のうち
美しく波紋を描けるのはほんのわずか
水たまりに映る自分の影を揺らす雨粒には
特別な出会いを感じずにはいられなかった

7cm×9.2cm ハードカバー豆本 24ページ 1,000円