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―ダイヤモンド・プリンセス号が世間を騒がせていたころ、私は初めて長崎を旅した。
天候は雪。
まずはじめに向かった浦上の街を、足音を忍ばせるように静かに静かに歩いた。―

金子氏が2020年2月に訪れた長崎の旅が当時のエピソードとともに写真で綴られている、いわば旅のエッセイzine。
雪の中、見学者が途絶えたグラバー邸は、静寂に包まれているかのよう。窓から差し込む光と、邸内のかつて使われていた家具たちとの共存が美しい。
いわゆる観光地なのに、そう思わせない写真が見事だ。

最後のページには、「My journey is not complete.」とある。
金子氏の旅はまだまだ続いていくようだ。

A5サイズ 44p 1,000円